テレビ等での料理の味についての感想で、
「まろやか」の具体的な意味を解かり易く表現できますか?
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ここでも「まろやか」 の表現が使われてます。
まろやか?なめらか?コシがある?など
食べ物の表現には
色々な表現がありますが、
今までなんとな~く使ってる方がほとんどだと思います。
由来としては「まろらか」という語が存在したそうですが、
ふっくらとして丸いという意味を表しているようです。
古くは『源氏物語』にも、この表現が使われているようです。
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おそらく時代の経過とともに、
ラ音が重なる「まろらか」から発音のしやすい「まろやか」へと
変化していったのではないでしょうか。
意味としては、
ふっくらとして丸いというイメージから、
あまり強くなく穏やか、やわらかという意味に
広がったということになるのでしょうか。
辞書では
「まろやか」は、まるみのあるようす。おだやかなようす。
「円やか」と表記されてます。
テレビ等で料理やワイン・珈琲等の味についての感想で、
コクがある・キレがある・まろやか等の表現をよく聞きます。
特に、
「まろやか」の具体的な意味を解かり易く表現できますか?
珈琲では
コク:味が濃い、深みがある、味わいがある、旨味がしっかりしている。
キレ:味がしっかりしているが、後味がさっぱりしている。
まろやか:味に強い刺激がなく、舌でゆっくり広がっていくような柔らかい感じ。
でしょうか。
「まろやか」と「マイルド」は同じものと考えて良いでしょう。
角が取れて「円やか」であり、mild(やわらかい)のです。
カレーでは
作りたては刺激が強いけど、
日にちを掛けて煮込んでいくとまろやかでマイルドになります。
また、
口当たりがいいのもまろやか感でマイルドと表現したりします。
チーズでは
ブルーチーズのピリッとしたのに対して
カマンベールチーズは口当たりが良く、
円やかでマイルドなテーストとなる感じでしょうか。
みなさんは、
解かり易く表現できますか?